懐かしのローマ
今日年賀状や書類の整理をしていたら、懐かしいものがでてきた。昔ローマに行った時現地でもらった冊子。
当時はバブリーな時代で格安の海外旅行が楽しめ、周りの友人も気軽にあちこち行っていた。私が当時いた職場は土曜も仕事だったし、先輩に気兼ねしてなかなか休めなく、かろうじて夏休み利用して香港に行ったのが初海外。
それから数年して結婚することになり、相手がこんな時でないとなかなか休めないから新婚旅行で海外に行きたい、と言う。
私はどうしよう、そんなに休みがもらえるのか?と不安だったが、それまで長い休みとったことなかったし、上司も快く了承してくれた。
特別休暇と有給休暇で「ローマ、スイス、パリ6泊8回の旅」という格安ツアーに行くこととなった。
6泊8日?往復機内泊でもちろん直行便じゃない、ということはわかっていたが一抹の不安があった…ただ夫はローマとスイス、私はパリに行きたかったのでここで念願が叶うこととはなったが。
メンバーは社員旅行やヨーロッパ旅行リピーター、定年されたご夫婦ばかりで、新婚旅行は私たちだけ。顔見知りになったメンバー間では「新婚さん」と呼ばれていた。
(そうだな、新婚旅行なんてもっとリッチにゆったり行くツアーに参加するもんだ…)
ただでさえ色んな準備や式あげてくたくたなのに、ツアーは遅寝早起きの目一杯てんこ盛りハードスケジュールでホテルでは死んだように寝ていた。
帰国後丸一日疲れ果て寝てしまったし、時差ボケで何日かぼーっとしてしまっていたっけ。
それでも今思うとあの時思い切って行っておいてよかった。
今はコロナ禍はもとより、もう体力も気力もない。お金も。
話が長くなったが、この冊子は処分していたと思っていたので当時の思い出が蘇った。
久しぶりに隅から隅まで読んでみようと思う。